「日経225オプション取引なら日経平均株価の上下に関係なく儲かるって聞くけど、難しそう…」

投資に興味があっても、何から始めればいいか分からない方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、少額資金から始められて、リスクを抑えながら利益を狙える「日経225ミニオプション」について解説します!

難しい専門用語はなるべく使わずに、図解や具体例を交えながら、基本的なポイントを中心に初心者の方にも分かりやすく説明していきますね。

日経225ミニオプションってどんなもの?

日経225ミニオプションとは、日経平均株価の動きを利用して利益を狙う投資商品のこと。なお、日経225先物オプション取引はSBI証券での取引がおススメです。すでに株や投信の取引口座を持っている人も多いと思いますので、『先物・オプション』の取引口座も開設しておきましょう。

「オプション」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、簡単に言うと「将来の決められた日に、日経平均株価がいくらになっているかを予想する権利」を取引するイメージです。

ミニオプションの魅力:3つのポイント

1. 少額で始められる!
従来のオプション取引に比べて、1/10の資金で始められるので、投資初心者の方にもおすすめです。

2. 損失が限定されるから安心!
投資額以上の損失が出ることはないので、リスクを抑えて投資できます。

3. 戦略が豊富で面白い!
相場の上昇・下落どちらにも対応でき、様々な戦略を立てることができます。

ミニオプションの基本:コールとプット

ミニオプションには、「コールオプション」と「プットオプション」の2種類があります。

  • コールオプション: 日経平均株価が上がると予想するときに買います。
  • プットオプション: 日経平均株価が下がると予想するときに買います。

例えば、「コールオプション」を買って、予想通りに日経平均株価が上昇すれば利益が出ます。反対に、予想に反して下落すると損失が出ます。

図解:コールオプションとプットオプションの損益イメージ

日経225ミニオプション活用術:4つの戦略

1. プットオプション買いで下落相場をチャンスに変える!

「これから日経平均株価は下がるんじゃないかな…」

そんな時は、プットオプションを買う戦略が有効です。

具体例
  • 現在の日経平均株価:27,000円
  • あなたが買ったプットオプション:権利行使価格27,000円のプットオプション(プレミアム100円)

もし、予想通り日経平均株価が26,000円に下落したら、プットオプションの価値が上昇し、利益を得られます。

2. プットオプションで保有株の下落リスクに備える!

すでに個別株を持っている方は、プットオプションでリスクヘッジするのも有効です。

具体例
  • あなたが保有しているA社の株価:1,500円
  • 現在の日経平均株価:27,000円
  • あなたが買ったプットオプション:権利行使価格27,000円のプットオプション(プレミアム100円)

A社の株価が日経平均株価と連動しやすい場合、日経平均株価の下落はA社株価の下落にも繋がります。しかし、プットオプションを持っていれば、日経平均株価の下落時に利益を出すことができ、A社株の下落による損失をカバーできる可能性があります。

3. ロングストラドル戦略:大きな値動きを利益に変える!

「日経平均株価は大きく動くと思うけど、上がるか下がるかはわからない…」

そんな時は、コールとプットの両方を活用する「ロングストラドル戦略」が有効です。

具体例
  • 現在の日経平均株価:27,000円
  • あなたが買ったコールオプション:権利行使価格27,000円のコールオプション(プレミアム100円)
  • あなたが買ったプットオプション:権利行使価格27,000円のプットオプション(プレミアム100円)


日経平均株価が大きく上昇しても、大きく下落しても、どちらかのオプションで利益を狙えます。

4. スプレッド戦略:リスクを抑えて、さらに利益を狙う!

スプレッド戦略とは、異なる権利行使価格のオプションを組み合わせることで、リスクをさらに抑えながら利益を狙う方法です。

具体例
  • ブルコールスプレッド:日経平均株価が上昇トレンドにある時に有効。
  • ベアプットスプレッド:日経平均株価が下落トレンドにある時に有効。

これらの戦略は、相場観がある程度読める場合に、より効果を発揮します。

まとめ:日経225ミニオプションで投資を始めよう!

日経225ミニオプションは、少額から始められ、リスク管理もしやすい投資商品です。

今回紹介した4つの戦略を参考に、ぜひ日経225ミニオプションに挑戦してみてください!

投資を始める前に

投資にはリスクが伴います。投資を始める前には、必ずご自身でリスクや取引ルールなどを十分に理解するようにしましょう。