「オプション投資」という言葉を耳にしたことはあっても、難しそうで敬遠している方も多いのではないでしょうか?

しかし、オプション投資、特に日経225オプションは、従来の株式投資とは異なる魅力にあふれた投資方法なんです!

本記事では、オプション投資の基礎から、日経平均オプションの魅力、そして取引で成功するためのポイントまで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

2024年、新たな投資に挑戦したい方、安定的な収益を目指したい方は必見です!

なぜ、今オプション投資なのか?

株式投資というと、個別株投資をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、個別株投資には、

  • 3,800社以上もある上場企業の中から、投資対象を絞り込む必要がある

  • 企業の業績や財務状況などを分析する必要がある

  • 常に株価をチェックし、売買のタイミングを見計らう必要がある

など、多くの時間と労力を要します。

副業や兼業で投資をしている方にとっては、なかなかハードルが高いと感じる方もいるでしょう。

そこで注目されているのが、日経平均株価を対象としたオプション投資です。

日経平均オプションは、日経平均株価の動きだけを見ていればよいため、個別株投資に比べて、分析や情報収集の手間を大幅に減らすことができます。

また、後述するように、オプション投資には、

  • レンジ相場でも利益を狙える

  • 少ない資金で大きなリターンを狙える

  • 損失を限定できる

といったメリットもあり、副業や兼業トレーダーにとって非常に魅力的な投資方法と言えるでしょう。

日経225オプションとは?

日経225オプションとは、一言で言えば、**「将来の決められた日(SQ日)に、日経平均株価がいくらになるかを予想する金融商品」**です。

もう少し詳しく説明すると、日経225オプションは、将来の特定の期日(満期日)に、あらかじめ決められた価格(権利行使価格)で、日経平均株価を買う権利または売る権利を売買する取引です。

「買う権利」をコールオプション、「売る権利」をプットオプションと呼びます。

例えば、現在の日経平均株価が27,000円だったとして、

  • 1ヶ月後のSQ日に、日経平均株価が28,000円以上になると思う場合は、コールオプションを買います。

  • 1ヶ月後のSQ日に、日経平均株価が26,000円以下になると思う場合は、プットオプションを買います。

そして、予想が的中し、

  • SQ日に日経平均株価が28,000円以上になっていれば、コールオプションの買いは利益になります。

  • SQ日に日経平均株価が26,000円以下になっていれば、プットオプションの買いは利益になります。

このように、日経平均株価の動きを予想し、オプションの売買を行うことで利益を狙うのが、日経225オプション取引です。

日経225オプションの魅力

では、日経225オプションには、具体的にどんな魅力があるのでしょうか?

1. 日経平均だけ見ていればOK!

先ほども少し触れましたが、日経225オプションの魅力の一つは、日経平均株価の動きだけを見ていればよいという点です。

個別株投資の場合、投資対象の選定、ファンダメンタルズ分析、チャート分析、IR情報確認など、多くの時間と労力を要します。

しかし、日経225オプションの場合は、これらの作業が一切不要です。

日経平均株価のチャートを分析し、今後の値動きを予想するだけで、取引を行うことができます。

これは、限られた時間の中で効率的に投資を行いたい副業・兼業トレーダーにとって大きなメリットと言えるでしょう。

2. あらゆる相場局面で利益を狙える!

日経平均株価は、

  • 上昇トレンド: 株価が上昇し続ける期間

  • 下落トレンド: 株価が下落し続ける期間

  • レンジ相場: 株価が一定の範囲内で上下する期間

の3つの局面を繰り返しながら推移していきます。

個別株投資の場合、主に上昇トレンドで利益を狙うことになりますが、日経225オプションの場合は、上昇トレンドだけでなく、下落トレンドやレンジ相場でも利益を狙うことが可能です。

  • 上昇トレンドの場合: コールオプションの買い

  • 下落トレンドの場合: プットオプションの買い

  • レンジ相場の場合: コールオプションの売り、プットオプションの売り

このように、オプションの買いと売りを組み合わせることで、あらゆる相場局面に対応した戦略を立てることができるのが、日経225オプションの大きな魅力です。

3. 勝率が高い!

日経225オプションは、**「日経平均株価がある程度の範囲に収まる」**という予想のもと、取引を行うことが多いため、勝率が高いという特徴があります。

もちろん、相場が予想外の動きをした場合は、損失が出る可能性もあります。

しかし、損失が出た場合でも、その額を限定できるという点が、オプション投資の大きなメリットです。

4. 時間経過を利益に変えられる!

オプションには、「時間価値」という概念があります。

簡単に言うと、オプションの満期日までの期間が長ければ長いほど、その価値は高くなるというものです。

逆に、満期日が近づけば近づくほど、時間価値は減少していきます

オプションの売り手は、この時間価値の減少を利益に変えることができます。

つまり、オプション投資では、株価が動かなかったとしても、時間経過によって利益を得ることが可能なのです。

オプション取引のリスクと対策

オプション投資は魅力的な投資方法ですが、もちろんリスクも存在します。

主なリスクとしては、

  • 損失無限大のリスク(オプション売り): オプションを売った場合、予想に反して株価が大きく動くと、損失が無限大になる可能性があります。

  • 時間価値減少のリスク(オプション買い): オプションを買った場合、予想に反して株価が動かなかったり、満期日が近づくと、時間価値が減少して損失が出る可能性があります。

これらのリスクを回避するためには、

  • 証拠金管理: オプション取引には、証拠金が必要となります。証拠金以上の損失を出さないよう、適切な資金管理を行いましょう。

  • ロスカット設定: 損失が一定額を超えた場合に、自動的にポジションを決済するロスカット設定を行いましょう。

  • スプレッド取引: オプションの買いと売りを組み合わせたスプレッド取引を行うことで、損失を限定することができます。

オプション取引に最適な証券会社とは?

日経225オプション取引を行うには、証券会社に口座を開設する必要があります。

しかし、すべての証券会社がオプション取引に対応しているわけではなく、また、手数料や取引ツール、サービス内容なども異なります。

そこで、オプション取引に最適な証券会社を選ぶポイントをいくつかご紹介します。

  1. SPAN証拠金の掛け目: オプション取引を行う際に必要な証拠金は、SPAN証拠金と呼ばれる基準値に、証券会社が独自に設定する掛け目をかけた金額で決まります。掛け目が低いほど、必要な証拠金が少なくなり、有利に取引を行うことができます。

    • SBI証券: 100%

    • 松井証券: 100%

    • 楽天証券: 100%

    • ライブスター証券: 120%

    • GMOクリック証券: 120%

  2. 取引ツール: オプション取引では、リアルタイムで変動する価格やチャート、各種指標などを確認できるツールが必須です。

    • SBI証券: PC版、スマホアプリともに高機能なツールを提供

    • 楽天証券: PC版「マーケットスピード2」は高機能だが、スマホアプリは機能が限定的

    • 松井証券: PC版ツールは高機能だが、スマホアプリは機能が限定的

  3. 手数料: オプション取引の手数料は、証券会社によって異なります。頻繁に取引を行う場合は、手数料の安い証券会社を選ぶようにしましょう。

    • ライブスター証券: 最安値水準

    • SBI証券: 安値水準

    • 楽天証券: SBI証券よりやや高め

    • 松井証券: SBI証券よりやや高め

  4. 注文方法: オプション取引では、指値注文や逆指値注文、OCO注文など、様々な注文方法が使えます。これらの注文方法に対応している証券会社を選びましょう。

    • SBI証券: 豊富な注文方法に対応

    • 楽天証券: 豊富な注文方法に対応

    • 松井証券: 豊富な注文方法に対応

    • ライブスター証券: 当セッションのみの注文となるなど、制限が多い

    • GMOクリック証券: 当セッションのみの注文となるなど、制限が多い

  5. 情報提供: オプション取引に関する情報提供が充実している証券会社を選びましょう。

    • SBI証券: セミナーや動画コンテンツなど、情報提供が充実

これらのポイントを踏まえ、ご自身の投資スタイルや資金状況に合った証券会社を選びましょう。
ちなみに僕のおすすめはSBI証券です。

証拠金と資金管理

オプション取引は、証拠金取引です。

つまり、取引を行う際に、一定の金額を証券会社に預け入れる必要があります。

この証拠金は、取引による損失が出た場合に備えるための担保となります。

オプション取引における証拠金は、SPAN証拠金と呼ばれる基準値に、証券会社が独自に設定する掛け目をかけた金額で決まります。

SPAN証拠金は、原資産である日経平均先物の価格やボラティリティなどによって変動し、毎週金曜日の取引終了後に算出されます。

掛け目は、証券会社によって異なり、100%または120%に設定されていることが多いです。

例えば、SPAN証拠金が50万円、掛け目が100%の証券会社の場合、必要な証拠金は50万円となります。

一方、掛け目が120%の証券会社の場合、必要な証拠金は60万円となります。

オプション取引では、証拠金以上の損失が出る可能性もあります。

そのため、証拠金管理は非常に重要です。

証拠金管理の基本は、**「証拠金以上の損失を出さないこと」**です。

そのためには、

  • 余裕を持った証拠金で取引を行う

  • リスクの高い取引は避ける

  • 損切りを徹底する

といったことが重要になります。

まとめ

オプション投資、特に日経225オプションは、従来の株式投資とは異なる魅力にあふれた投資方法です。

日経平均株価の動きだけを見ていればよく、あらゆる相場局面で利益を狙うことができます。

また、勝率が高く、時間経過を利益に変えられるというメリットもあります。

ただし、オプション取引にはリスクも存在するため、証拠金管理やロスカット設定など、リスク対策をしっかりと行うことが重要です。

2024年こそ、オプション投資に挑戦してみてはいかがでしょうか?